「IRIS Online」がプレイヤーに向けて発する

日期:2010/12/24  転載:http://www.rmt-roan.jp アクセス回数:1552

羽二生氏は,「IRIS Online」が正式サービスを開始した2010年5月当初,登録会員数は3万人以上,平均同時接続者数3000人以上と,極めて好調なスタートを切ったと話す。しかし,“善良な”プレイヤーだけではなく,RMT業者にも注目されてしまい,ゲーム内はBOTや宣伝シャウトが多数見受けられるような状況となってしまった。
 また,不正アクセスによるアカウントハックが発生したこともあり,結果,多くのプレイヤーがゲームを去ってしまったそうである。なおガーラジャパンでは,総当り式のログインアタック(※特定回数の認証エラー防止ロジックは実装済み)や,別サービスでアカウントハックに成功したIDとパスワードの転用などが,その主な原因だと分析している。

ガーラジャパン取締役 COOの羽二生博志氏 
「我々が業者対策やハッキングへの対応に追われて本来の運営業務を疎かにしてしまったために,多くの皆様が『IRIS Online』から離れてしまったと認識しています。当時,BOTの排除や海外IPの規制などをスタッフ総出で行ったのですが,イタチごっこになり,手が追いつかないという状況でした。結果として,きちんとゲームを遊んでくださっているプレイヤーの皆様に多大な迷惑をおかけしてしまいました」(羽二生氏)

「どの事業でもそうですが,一度信頼を失ってしまうと回復するのは大変困難です。特にオンラインゲームはその傾向が強いです。ガーラジャパンでは,今後,『IRIS Online』を主力タイトルとして展開していくにあたり,皆様の信頼を取り戻すべく尽力していきます。そこで弊社の姿勢を皆様にご理解していただくべく,今回,運営改革を宣言させていただいたわけです」(郭氏)

 「IRIS Online」では,失われたプレイヤーの信頼を回復するための第一歩として,大幅なセキュリティ強化を図る。具体的には「セキュリティカード」システムの実装である。
 現在「IRIS Online」では,キャラクターのインベントリ/アイテムボックスを利用する際に,4桁の数字をログイン1回ごとに1回入力する必要がある「セキュリティコード」システムを実装している。実装当初は選択制だったが,現在は登録が必須とされている。
 これに加えて導入されるのが,「セキュリティカード」である。これは,銀行のオンライン取引などで利用されるものと同等のシステムで,プレイヤーにはあらかじめランダムな数字の羅列がメールで渡され,ゲームのログイン時には,ログインIDとパスワードに加え,その数字を入力することになる,というわけだ。
 セキュリティカードとセキュリティコードを併用するとなると,煩わしさを覚える人も少なからず出てきそうだが,「二重三重の入力が必要となり,プレイヤーの皆さんには不便を強いることになってしまいますが,大事なアイテムを守るための施策ですので,ぜひご理解ください」と,郭氏は説明する。
 なお,このセキュリティカードシステムの開発はすでに完了しており,ポリシーなどの改正といった手続きが完了次第,実装されるとのことだ。

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