「FFXI」大規模アップデート情報:“チョコボサーキット

日期:2010/11/23  転載:http://www.rmt-roan.jp アクセス回数:1660

 スクウェア?エニックスは本日8月28日,MMORPG「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)の大規模アップデートを実施した。前回の大規模アップデート(2007年6月6日)から約3か月ぶりとなる今回のアップデートの見どころを,さっそく紹介していこう。



■チョコボを育成していない人でも気軽に参加できる
■“チョコボサーキット”

チョコボサーキットは,各都市に設けられたゲートを通り,共通エリアへと移動して楽しむ。この共通エリアを介して,都市間の移動を行うことはできない
 今回のアップデート項目の中でまず注目したいのは,FFXIでは初のギャンブル風コンテンツとなる,“チョコボサーキット”。これは,2006年10月から段階的に実装されてきた“チョコボ育成”から“チョコボレース”へと続く流れの,集大成といえるものである。それでいて,これまで自分でチョコボを育てていない人でも,気軽に参加できるというのが大きなポイントだ。

 チョコボサーキットに参加するには,サンドリア,バストゥーク,ウィンダス,ジュノ,アトルガン白門の主要5都市から,サーキット専用のエリアへと移動する必要がある。そして,“冒険者参加レース”と“勝鳥投票”の2種類の中から,どちらか好きなモードを選んで楽しめる。

 “冒険者参加レース”は,プレイヤーが育成したチョコボをレースに出走させるモード。従来のチョコボレースと同様,自分で直接チョコボを操作できるわけではないが,着順に応じてギルと“勝鳥点”というポイントが獲得できる。それによって,C4ランクからC1ランクへとステップアップしていく。獲得賞金はランクに応じて高くなっていくので,手塩にかけたマイチョコボとともに,C1ランクを目指そう。

 もう一方の“勝鳥投票”は,8匹のチョコボが出走するサーキットの,1着と2着を連勝複式で予想するするという,正真正銘のギャンブルモードだ。勝馬投票券ならぬ“勝鳥投票券”の購入価格は,1枚100ギル。オッズは最大50000倍(100ギル×500倍,払い戻し上限額5万ギル)となっている。パドックで出走チョコボの状態を調べ,オッズ表と財布の中身を見比べながら着順を考える醍醐味は,本物の競馬さながらである。

 専用エリアで繰り広げられるチョコボサーキットは,チョコボレースとは異なりイベントシーンだけで終始しない。観客席からレースを眺めつつ,ほかの参加者と共に一喜一憂するなど,これまでになかったコミュニケーションを楽しもう。4種類のレースが一定周期で常に行われているため,ちょっとした暇つぶしにも利用できるコンテンツだ。

左:サーキット用エリアの内部は,意外と広い。今後,サーキットのほかにも,なんらかの施設が設置されるのだろうか? 中央:“勝鳥投票”では,このようにオッズも表示され,なかなか本格的。現在は複勝のみだが,より手軽な単勝モードの導入にも期待したい 右:観客席で,ほかのプレイヤーとレースの観戦ができるのがポイント。やはり,これでこそMMOゲームである


■基本ステータスの見直しや“グリップ”の導入など
■両手用武器の有用性が大幅にアップ!

両手用武器に特化した一部のジョブは,そのジョブ性能から“エース”というやや微妙な仇名を付けられていた。しかしその認識はもう古い!?
 今回のアップデートでは久しぶりに,ジョブバランスに大きく手が加えられている。これは,今回最大のトピックといえるだろう。その中核となるのは,“両手用武器”への大幅なテコ入れである。

 具体的には,両手用武器の使用時に,従来よりもキャラクターのステータス補正効果を大きく受けるようになった。例えばSTRなら与えるダメージが,DEXなら命中率が上昇するといった具合である。
 武器のダメージ値(ステータス欄で確認できる)が直接修正されたわけではないので,見てくれは大きな変化がないと感じるかもしれない。しかしその効果は,例えばメインジョブで両手用武器に慣れ親しんでいる人にとっては,体感どころか“想像以上”とすらいえる変化である。

 ステータスの補正効果アップは,両手用武器を操るジョブ全般にとって朗報といえるが,今回のアップデートではそれに加え,“竜騎士”“侍”“暗黒騎士”などのジョブに対し,ウェポンスキルのダメージ計算式の見直しも行われている。なかでも竜騎士に至っては,“物理命中率アップ”の上位ジョブ特性も追加され,まさに大躍進である。

 両手用武器のテコ入れは,それだけではない。これまで両手用武器の使用時は,オフハンドスロットの装備欄が空白になっていたが,ここに装着するための“グリップ”と呼ばれるアイテム群が,このたび新たに導入された。名前やアイコンからイメージするに,大きな武器を扱いやすくするための“握りの部分”だろう。
 グリップを装着することで武器が振り回しやすくなったり(=攻撃間隔短縮),ステータスが上昇したりなどのメリットが得られる。グリップの入手については,合成可能なタイプも多く,原稿執筆時点でも,すでにいくつかのグリップが競売(オークションハウス)に出品されていた。合成時に必要となるスキルが低いのか,意外と手ごろな価格で落札できるものもあるようだ。

左:早速,両手武器用のグリップを装備してみた。武器のタイプにより,対応するグリップが違うので要注意 中央:グリップの導入に伴い,競売にも新しいジャンルが設けられた。出品数を見てのとおり,合成を行うプレイヤーにとっては今が稼ぎ時のようだ 右:今までの大半のコンテンツにおいて,忍者はオールマイティといえる

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